社会人がキャリアアップを目指す上で、税理士は非常に魅力的な資格です。しかし、多くの方が最初の関門である受験資格でつまずいてしまいます。
悩みを解決する最も合理的な選択肢が、通信制大学です。
この記事では、社会人が通信制大学で税理士になるための全ステップを徹底解説します。受験資格の取得方法から、大学院での科目免除という戦略、そして目的別におすすめの通信制大学・大学院の比較まで、あなたの疑問や不安にすべてお答えします。
後悔しない大学選びのポイントを理解し、あなたに最適な一校を見つけ、税理士への確かな一歩を踏み出しましょう。
社会人から税理になるには?
社会人が税理士になるには、大きく分けて3つのステップをクリアする必要があります。
学習計画を効率的に立てるためにも、税理士法で定められている上記の要件を理解していきましょう。
特に、社会人にとっては最初の関門である「受験資格」をどう得るかが、キャリアプランを左右する重要なポイントになります。
税理士の受験資格を得る
税理士試験を受けるための最初の関門が「受験資格」の取得です。
受験資格は、以下の3つのルートのうち、いずれか1つを満たすことで得られます。
| ルート | 条件例 |
|---|---|
| 学識 | ・大学、短大又は高等専門学校を卒業した者で、社会科学に属する科目を1科目以上履修した者 ・大学3年次以上で、社会科学に属する科目を1科目以上含む62単位以上を取得した者 ・一定の専修学校の専門課程を修了した者で、社会科学に属する科目を1科目以上履修した者 ・司法試験合格者 ・公認会計士試験の短答式試験に合格した者 |
| 資格 | ・日商簿記検定1級に合格 ・全経簿記能力検定上級に合格 |
| 職歴 | ・企業の経理部などで、会計に関する事務に通算2年以上従事した者 ・税理士事務所、弁護士事務所、会計事務所の補助事務に2年以上従事した者 ・銀行、信託会社、保険会社等において、資金の貸付け・運用に関する事務に2年以上従事した者 |
上記の中で、日商簿記1級などの難関資格や2年以上の実務経験がない社会人にとって、最も計画的かつ確実に受験資格を得られるのが「学識」ルートです。
通信制大学を卒業することで、働きながらでも自分のペースで条件を満たし、税理士へのスタートラインに立つことができます。
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税理士試験に合格する(大学院での科目免除も有効な戦略)
受験資格を得た次のステップは、税理士試験の合格です。試験は「会計学2科目」と「税法3科目」の計5科目に合格する必要がありますが、一度に全て合格する必要はありません。
1科目ずつ受験できる「科目合格制」が採用されているため、働きながらでも長期的な計画で挑戦しやすいのが特徴です。
そして、試験合格にはもう一つ、有力な戦略が存在します。
大学院に進学し、一部科目の「科目免除」を狙う方法です。
5科目の試験勉強は長期戦になりがちです。そのため、大学院で税法や会計学に関する修士論文を執筆し、国税審議会に認定されることで最大2科目が免除される科目免除制度は、試験の負担を大幅に軽減できる有効な選択肢と言えます。
この記事では、「受験資格取得」と「科目免除」という2つの目的別に、それぞれおすすめの通信制大学・大学院を紹介していきます。
会計に関する2年以上の実務経験を積む
税理士として正式に登録するための最後のステップが、会計に関する2年以上の実務経験です。試験の受験資格とは別の要件であり、税理士として働くために必須となります。
具体的には、会計事務所や税理士法人、一般企業の経理部などでの会計や税務に関する業務が該当します。実務経験を積むタイミングは人それぞれですが、多くの受験生は、試験勉強と並行して会計事務所などで働き、学習内容を実務で深めながら、効率的に税理士登録の要件を満たしていきます。
実務経験は、試験合格後から数え始める必要はなく、それ以前の経歴も通算することが可能です。
【結論】通信制大学は、働きながら税理士を目指したい社会人におすすめ!
働きながら税理士を目指す社会人にとって、通信制大学は最も合理的で有効な手段です。
理由は、時間や場所に縛られずに学習でき、通学制の大学と比較して学費を大幅に抑えられるからです。現在の仕事を辞める必要も、生活スタイルを大きく変える必要もありません。
「学習の柔軟性」「費用の安さ」「目的達成の効率性」といった通信制大学ならではのメリットが、社会人が抱える時間的・経済的な制約という大きな課題を解決してくれます。
もちろん、自己管理の難しさといったデメリットも存在します。続く章で、具体的なメリットと知っておくべきデメリットを詳しく解説しますので、あなたにとって最適な選択肢かを見極めていきましょう。
通信制大学で税理士を目指す4つのメリット
通信制大学は、社会人が仕事と学習を両立させながら、経済的かつ効率的に税理士を目指す上で多くのメリットがあります。
通学の必要がなく、学費も安価に設定されているため、現在の生活スタイルや経済状況を大きく変えることなく、キャリアアップに必要な学歴や知識を得ることが可能です。具体的にどのようなメリットがあるのか、4つのポイントに分けて見ていきましょう。
メリット1:働きながらでも学習時間を確保しやすい柔軟な学習スタイル
通信制大学の最大のメリットは、時間と場所に縛られない柔軟な学習スタイルであることです。多忙な社会人でも現在の仕事を辞めることなく、税理士を目指すことが可能になります。
多くの通信制大学では、講義の視聴やレポートの提出がオンラインで完結します。通勤中の電車内や会社の昼休み、早朝や深夜など、自分の都合の良い時間を有効活用して学習を進めることができます。
例えば、平日は通勤時間と帰宅後の2時間、休日は集中して4時間といったように、個々の生活リズムに合わせた学習計画を立てられるのが大きな魅力です。これにより、無理なく学習を継続し、着実に目標へ近づくことができます。
メリット2:通学制と比較して学費を大幅に抑えられる
経済的な負担を大幅に軽減できる点も、通信制大学の大きなメリットです。一般的に、通学制の私立大学と比較して、年間の学費を1/3から1/4程度に抑えることができます。
文部科学省の調査によると、私立大学(通学制)の初年度納付金の平均が約136万円であるのに対し、通信制大学の平均は約38万円と、大きな差があります。多くの大学では年間20〜30万円台で学べるため、4年間を通しても経済的な負担は最小限です。
さらに、後述する「教育訓練給付制度」のような公的な支援制度を利用すれば、学費の負担をさらに軽くすることも可能です。これは、収入が限られる中で自己投資を考える社会人にとって、非常に重要なポイントです。
メリット3:税理士試験の受験資格取得に的を絞った効率的な履修計画
通信制大学では、税理士になるという明確な目的に向かって、効率的に学習を進めることができます。
税理士試験の受験資格を得るには、「法律学または経済学に属する科目」を1科目以上履修して大学を卒業する必要があります。多くの通信制大学には、まさにこの受験資格の条件を満たすためのコースや、税理士・会計士を目指す学生向けのモデル履修プランが用意されています。
例えば、産業能率大学の「税務・会計マネジメントコース」のように、目的に直結したカリキュラムを選択することで、どの科目を履修すればよいか迷うことなく、無駄のない学習計画を立てることが可能です。
メリット4:自分のペースで学べるため、理解が追いつかないまま進む心配がない
自分のペースで学習を進められる点も、通信制大学の大きな利点です。苦手分野をそのままにせず、納得いくまで時間をかけて理解を深めることができます。
通学制の一斉授業とは異なり、通信制では学習の進度は完全に自分次第です。
例えば、講義動画で分かりにくかった部分は何度も繰り返し視聴したり、テキストをじっくり読み返したりすることが自由にできます。仕事が多忙な時期は学習ペースを少し落とし、逆に余裕がある週末に集中して進めるといった柔軟な調整も可能です。
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通信制大学で税理士を目指す3つのデメリット
多くのメリットがある一方で、通信制大学には知っておくべきデメリットも存在します。しかし、これらは事前に対策を立てることで十分に克服可能です。
デメリット1:学習ペースを自己管理する必要があり、強い意志がないと継続が難しい
通信制大学での学習が成功するかどうかは、自己管理能力にかかっていると言っても過言ではありません。明確な学習計画を立て、それを着実に実行していく強い意志がなければ、継続は困難です。
まずは、「今週はテキストのP50まで進め、レポート課題Aに着手する」のように、週単位・月単位で具体的なタスクを設定しましょう。「1日2時間勉強する」といった曖昧な目標よりも、タスクで管理する方が着実に進捗します。カレンダーアプリや手帳に書き込んで、進捗を可視化するのが有効です。
次に、「平日は朝6時から7時まで」「帰宅後、夕食前の1時間」など、毎日決まった時間に学習する習慣をつけましょう。最初のうちは大変かもしれませんが、一度リズムができれば、無理なく学習を継続できます。
デメリット2:周囲に仲間がおらず孤独を感じやすいため、学習意欲の低下につながる可能性がある
一人で学習を進める時間が長いため、疑問や不安を気軽に共有できる仲間がおらず、精神的に孤立しやすい環境です。特に学習が思うように進まない時、この孤独感がモチベーション低下の大きな原因となります。
多くの大学では、オンラインの学生掲示板や交流会、また数少ない対面でのスクーリング(面接授業)といった機会を提供しています。こうした場に積極的に参加し、教員や他の学生と意識的に関わりを持つことが、孤独感の解消につながります。
また、Twitter(X)などのSNSで、同じ大学や同じ目標を持つ仲間を探してみるのも有効です。「#〇〇大学通信」といったハッシュタグで検索すれば、多くの学生が見つかります。互いに進捗を報告し合ったり、励まし合ったりすることで、学習意脱を高く保つことができます。
デメリット3:疑問点をその場で解消できず、問題解決に時間がかかることがある
学習中に生じた疑問点を、その場で解決できないことも通信制のデメリットです。教員への質問はメールや専用の質問フォームを通じて行うため、回答が得られるまでに数日のタイムラグが発生することがあります。
質問する際は、単に「ここが分かりません」と書くのではなく、以下の3点を明確に記述しましょう。
- どの教材のどの部分か
- 自分はどこまで理解しているか
- 何が具体的に分からないのか
例えば、「テキストの〇〇ページの△△という記述について、自分は□□と解釈したが、この理解で合っているか」というように、具体的に質問を工夫することで、教員から的確な回答を得られやすくなり、問題解決までの時間を短縮できます。
税理士試験の受験資格取得におすすめの通信制大学4選
税理士試験の受験資格取得が目的なら、「卒業のしやすさ」と「サポート体制の実績」で大学を選ぶのが最も合理的です。ここでは、社会人学生から特に評価が高く、これらの条件を満たす4つの大学を厳選して紹介します。
長年の通信教育の実績、社会人へのサポート体制、公表されている卒業率、学費などを総合的に評価しました。まずは、これらの大学が自分に合っているか、以下の比較表で確認してみてください。
| 大学名 | 年間学費(目安) | 卒業率の目安 | スクーリング | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 産業能率大学 | 約21万円 | 非常に高い(約69.5%) | オンライン中心 | 圧倒的な卒業率と学びやすさ。実務直結のコースが魅力。 |
| 法政大学 | 約20万円 | 非公開 | 全国各地 | 伝統とブランド力。質の高い教育と丁寧な添削指導。 |
| 日本大学 | 約17万円〜 | 標準的 | 全国各地・オンライン選択可 | 全国のスクーリング網。地方在住者でも学びやすい。 |
| 近畿大学 | 約17万円〜 | 標準的 | オンライン中心 | ネット出願など利便性が高い。ほぼオンラインで完結。 |
産業能率大学|圧倒的な卒業率と実務直結の学び

https://www.sanno.ac.jp
産業能率大学は、仕事と学習の両立に少しでも不安がある方に最もおすすめできる大学です。
最大の魅力は、通信制大学で群を抜く卒業率の高さです。留年せずに卒業する割合は約69.5%。通信制大学の平均(約15%)を圧倒的に上回る数値であり、学習のしやすさとサポート体制の手厚さを客観的に示しています。
さらに、年間学費が約21万円とリーズナブルな点も魅力の一つ。
また、学習は通学不要のオンライン完結型で、「税務・会計マネジメントコース」といった税理士を目指すための目的別コースが用意されています。このコースでは簿記の基礎から体系的に学べるため、将来的に大学院進学を考えている方にも適したカリキュラムです。
法政大学|ブランド力と伝統に裏打ちされた質の高い教育

https://www.tsukyo.hosei.ac.jp/
法政大学は、大学のブランド力や質の高い教育を重視する方におすすめです。
最大の魅力は、1947年に開設された日本初の大学通信教育課程という伝統とブランド力です。通学課程と同等の質の高い教育を提供していることで知られています。
さらに、丁寧なレポート添削など、充実したサポート体制も魅力の一つです。
また、学習難易度は通学課程並みに高く、卒業には強い意志が求められますが、卒業できれば法政大学の学位と人脈を得ることができます。まさに、学習の質を追求する方に適した大学です。
日本大学|全国規模のスクーリングで地方在住者も安心

https://www.dld.nihon-u.ac.jp/
日本大学は、地方にお住まいで、対面でのスクーリングも検討したい方に適しています。
最大の魅力は、全国各地に学習センターやスクーリング会場を持つ国内最大規模のネットワークです。これにより、地方在住でも近隣でスクーリングを受けられる安心感があります。
さらに、年間学費が授業料約10万円と諸費用を合わせても安価な点も魅力の一つです。また、履修スタイルによってはスクーリングなし(完全オンライン)で卒業することも可能な柔軟性があり、全国18か所の学習相談窓口も設置されているため、地方の社会人でも安心して学べる環境が整っています。
近畿大学 法学部 法律学科|インターネットで完結する利便性の高さ

https://www.kindai.ac.jp/tsushin/
近畿大学法学部 法律学科は、効率性を重視し、ほぼオンラインで学習を完結させたいという多忙な方におすすめです。
最大の魅力は、出願から履修登録、単位修得試験までオンラインで完結できる利便性の高さです。
さらに、4年卒業モデルで総額約72万円という経済的負担の軽さも魅力の一つです。
また、原則スクーリングもオンラインで受講可能です。
しかし、卒業研究(ゼミ)のみ対面参加が必要な点には注意しましょう。全国での学習会や巡回相談会といったサポートも用意されており、自宅から自分のペースで学習を進めたい方に最適な大学です。
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税理士試験の科目免除におすすめの通信制大学院3選
大学院での科目免除を目指すなら、オンラインでの研究指導に実績があり、国税審議会への申請・認定を見据えた指導を受けられる大学院を選ぶ必要があります。ここでは、通信制で実績のある代表的な3つの大学院を紹介します。
修士論文の認定による科目免除制度にしっかりと対応した研究指導体制が整っている大学院を厳選しました。まずは以下の比較表で、それぞれの特徴を確認してください。
| 大学院名 | 学費(2年合計/目安) | 主な免除対象領域 | 特徴 |
| 東亜大学大学院 | 約110万円 | 税法 | 税法科目免除に特化した指導実績が豊富。 |
| 星槎大学大学院 | 約80万円 | 会計学、教育学 | 個々の学生に寄り添う手厚いサポート体制。 |
| 放送大学大学院 | 約53万円〜 | 多様な分野 | 圧倒的な学費の安さと幅広い研究領域。 |
東亜大学大学院 法学専攻|税法科目免除に特化した指導実績

https://www.toua-u.ac.jp/
東亜大学大学院は、税法分野の科目免除を最優先に考える方に最もおすすめできる大学院です。
最大の魅力は、入学者のほぼ全員が税理士試験の科目免除を目的とする、税法免除に特化した指導実績です。
さらに、論文未経験の社会人でも質の高い論文を完成に導く、体系的なカリキュラムも魅力の一つです。また、研究指導はオンライン中心で全国どこからでも受けられる利便性があり、長年にわたり税法科目免除者を輩出してきた実績とノウハウは群を抜いています。
事業創造大学院大学(開志創造大学院大学)|完全オンラインで科目免除を目指す

https://www.jigyo.ac.jp/
事業創造大学院大学は、地理的な制約がなく、完全にオンラインだけで科目免除を目指したい方に最適な選択肢です。
最大の魅力は、講義から論文指導まで、全てのプロセスがオンラインで完結するプログラムがある点です。これにより、日本全国どこにいても、一度も通学(スクーリング)することなく、修士号の取得と税理士試験の科目免除を目指すことができます。
さらに、MBA(経営学修士)系の大学院でありながら、税理士科目免除に対応した「税務マネジメント」に関する研究指導を受けられる点も大きな特徴です。働きながら完全オンラインで学び、会計・税務の知識に加えて経営視点も身につけたいと考える、意欲的な社会人にとって理想的な環境です。
LEC会計大学院|資格予備校のノウハウで免除を狙う

https://www.lec.ac.jp/
LEC会計大学院は、科目免除というゴール達成のために、戦略的かつ実践的な指導を受けたい方におすすめです。
最大の魅力は、資格予備校LECが母体であるため、税理士試験の制度を熟知した上で、科目免除の認定を得ることに最適化されたカリキュラムが組まれている点です。
また、オンラインでの講義受講を基本としながら、論文指導など重要な局面では夜間・土日に通学(スクーリング)を行うハイブリッド方式を採用しています。これにより、オンラインの柔軟性と、対面での質の高い直接指導の両方のメリットを享受できます。科目免除という明確な目標に対し、予備校ならではのノウハウを活かした最短ルートを求める方に適した大学院です。
通信制大学選びで後悔しないために出願前に確認すべき3つのこと
入学後のミスマッチを防ぐためには、出願前にいくつかの重要なポイントを確認しておく必要があります。
特に「費用負担を軽減できる制度」「学習継続のしやすさ」「卒業後のキャリア」の3つの観点から、具体的な情報を収集することが不可欠です。パンフレットや公式サイトの情報だけでなく、一歩踏み込んだ確認を行うことが、後悔しない大学選びの鍵となります。
確認すべきこと1:教育訓練給付制度の対象か
経済的な負担を少しでも軽くしたいなら、厚生労働省の「教育訓練給付制度」の対象講座かどうかを必ず確認しましょう。対象であれば、支払った学費の最大20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。
この制度は、働く人の主体的な能力開発を支援することを目的とした、雇用保険の給付制度です。自分が支給対象の条件を満たしているかを確認の上、入学を検討している大学のコースが制度の対象になっているかを、厚生労働省の検索システムで事前に調べておきましょう。同じ大学でも、学部やコースによって対象外の場合があるため、注意が必要です。
確認すべきこと2:単位認定試験の形式と難易度
卒業まで学習を継続できるかに直結するのが、単位認定試験の形式と難易度です。これが自分の学習スタイルや確保できる時間と合っているかを確認することは、極めて重要です。
確認ポイント
- 試験形式: 自宅で受けられるオンライン形式か、指定された会場に行く必要があるか。
- 出題形式: 選択式の問題が中心か、長文の記述が求められる論述式か。
- 難易度: 社会人学生の平均的な単位取得状況や、不合格になった場合の再試験制度はどうなっているか。
これらの情報は、大学が開催するオンライン入学説明会や個別相談の場で、具体的に質問してみるのが最も確実です。仕事が不規則で会場に行くのが難しい人はオンライン完結型、文章を書くのが苦手な人は選択式中心の大学を選ぶなど、自分の特性に合わせることが挫折を防ぎます。
確認すべきこと3:卒業生のリアルなキャリアパス
入学後の自分の姿を具体的にイメージするために、その大学の卒業生がどのようなキャリアを歩んでいるかを確認しましょう。公式サイトの「卒業生の声」といったインタビュー記事だけでなく、よりリアルな情報を得ることが重要です。
「税理士試験に合格したか」という点だけでなく、「どのような会計事務所に就職したか」「大学で学んだ知識が実務でどのように活かされているか」といった情報は、大学選びの重要な判断材料になります。大学の公式情報に加えて、Twitter(X)やLinkedinなどのSNSで在学生や卒業生を探し、その発信内容を参考にしたり、可能であればコンタクトを取って直接話を聞いてみたりするのも非常に有効な手段です。
社会人学生が抱える税理士学習に関する4つの疑問(Q&A)
ここからは、税理士を目指す社会人の方が抱えがちな、よくある疑問についてお答えします。
多くの方が共通して抱く疑問を事前に解消しておくことで、学習への集中力を高め、不要な不安を取り除くことができます。安心して学習をスタートさせるために、ぜひ参考にしてください。
Q. 税理士になるには試験合格以外に何が必要?
はい、税理士として登録するには、税理士試験の5科目に合格することに加えて、「会計に関する2年以上の実務経験」が必要です。
この実務経験は、税理士事務所、会計事務所、企業の経理部などでの勤務が該当します。具体的には、簿記上の取引の仕訳や決算、財務諸表の作成、税金の計算といった業務です。多くの場合、受験勉強と並行して会計事務所などで働き、学習内容と実務を結びつけながら、この要件を満たしていきます。試験合格前の経験も通算できるため、早めにキャリアをスタートさせる方も少なくありません。
Q. 最終学歴が高卒ですが、税理士を目指せますか?
はい、全く問題なく目指せます。通信制大学を卒業することで、「学識」による税理士試験の受験資格が得られるため、高卒から税理士を目指す社会人にとって、通信制大学は最適なルートの一つと言えます。
実際に、最終学歴が高卒という状態から通信制大学に入学し、働きながら学習を続けて受験資格を得て、税理士という夢を叶えた方は大勢います。学歴はスタートラインに立つための条件であり、その後の試験勉強では、誰もが同じ土俵で努力を積み重ねていくことになります。
Q. 卒業まで平均でどのくらいの期間がかかりますか?
通信制大学の卒業に必要な最短期間は、通学制と同じく4年です。ただし、働きながら学ぶ社会人学生の場合は、仕事の繁忙期などを考慮して、無理のない履修計画を立てることが重要です。
そのため、実際には5年から6年、あるいはそれ以上かけて卒業する方も少なくありません。通信制大学は最長で10年程度在学できる場合が多く、自分のペースで学習を継続できるのが魅力です。焦らず、1年間に履修する科目数を調整しながら、着実に単位を積み重ねていくことが、結果的に確実な卒業へと繋がります。
Q. 1日に必要な勉強時間はどのくらいですか?
一概には言えませんが、多くの場合、平日1〜2時間、休日3〜4時間を継続的に確保することが一つの目安となります。
もちろん、これは大学の単位を取得するための学習時間であり、並行して税理士試験の勉強をする場合は、さらに多くの時間が必要になります。重要なのは、合計時間数よりも「毎日少しでも学習を続ける習慣」をつくることです。例えば、朝の通勤電車で30分、昼休みに30分、帰宅後に1時間といったように、スキマ時間を有効活用する工夫が、長期的な目標達成には不可欠です。
まとめ:税理士への第一歩は、自分に合った通信制大学の資料請求から
本記事では、社会人が通信制大学を活用して税理士を目指すための具体的な方法や、大学選びのポイントを網羅的に解説してきました。
通信制大学は、時間や費用に制約のある社会人にとって、税理士という目標を現実にするための極めて有効な選択肢です。この記事で解説したポイントを参考に、まずは「受験資格の取得」と「科目免除」のどちらを優先するのか、ご自身の目的を明確にしましょう。
その上で、あなたのライフスタイルや価値観に合った通信制大学・大学院を見つけることが、税理士への道を切り拓くための最も重要な第一歩です。情報収集と比較検討が、後悔のない選択につながります。各大学の資料には、ウェブサイトだけでは得られない詳細な情報が満載です。
まずは気になる2〜3校の資料を無料で請求し、カリキュラムやサポート体制をじっくり比較検討することから始めてみてください。その具体的な行動が、あなたの夢を実現するための、確かな一歩となります。
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